実はウチの研究所にはもうすぐ別の日本人が来る予定です。
んー そうなるとウチの研究所はかなり日本人率が高くなるなぁ。
イイような悪いような正直微妙なところ。
どんどん英語が上達できる環境ではなくなっていきます(苦笑)。
それに他の研究所にも同業者の日本人がいらっしゃるようです。
どちらの方も子供含めた家族連れでいらっしゃるそうで、
状況としては非常に自分に近いものがありますね。
ということで、少し昔を振り返り、
来た当初の話をしてみたいと思います。
私達の場合、幸いなことに、
渡米前から住む家はすでに決まっていました。
同じように家族で渡米されていた方が
引越しをされるということで、
その家を家具などの一部そのままに引き継ぐことにしました。
自分で物件を見てみたいとも思いましたが、
なにせその方が断然楽ですしね。
もし家が決まっていなかったら、
家族揃って渡米しばらくはホテル暮らし。
契約後、すぐに入居できるとも限らず、
1週間のホテル暮らしはかたいところ。
それだけで疲れ切ってしまいます。
でも今回は引き継いだおかげで、
ホテル滞在はたったの2日ですみました。
幸い、家の雰囲気も悪くありませんでした。
古いですが、比較的広いし、ガレージもあり、
子供ふたりの我々にはちょうどいいかもしれません。
ところが、、、
なんか汚い。特に
カーペットがすごく汚い。
クリーニングに入ったというけど、
生活感出まくりだし、
とにかく汚い(苦笑)。
それを指摘すると、不動産屋さんも
「いやぁ、クリーニングは今日までに済んでるはずだけど、
確かに汚いですね、確かめておきます。」
とのこと。
で、返事は、、、
「まだクリーニング、入ってないみたいです、、、
明日には来るそうですので、、、」
・・・やっぱりね、ですよね、そりゃそーだ、、、で、次の日、やってきました、クリーニング屋さん。
「ごめんね、これはウチラのミスなんだ、、、」
アメリカ人のことなんで、
絶対に誤りもしないだろうと思っていたので、
その言葉は意外でした。結構感じイイじゃん。
でも全部のクリーニングに2時間かかるとのこと。
とはいえ、我々も生活のセットアップに大忙しで、
2時間も家で待っていることなんてできません。
「いいよ、出かけて来て。
やっておくから。カギも持ってるしね。」
と言いながら、早速作業を開始しました。
・・・と言われても、初めてのアメリカ生活。
家の中にまだ盗られるようなものはないものの、
見ず知らずの人をおいて家を空けていいものか、、、
悩んだ挙句に貴重品を持って外出。
用事を終えて、数時間後に帰ってくると、
すでにカーペットのクリーニングは終わっていました。
おぉっ! やっぱりキレイになってるっ!!
いやぁ、よかった、よかった!!
ところが、、、
・・・ビッショビショなんですよ、カーペット、、、(汗)歩くたびに
ピチャピチャ、ベトベト、、、靴下なんてもちろん履いてられないし、
何よりもう秋口だったんで
ヒンヤリ冷たい、、、まぁ、こちらは非常に乾燥していますし、
すぐに乾いて問題なくなるんでしょうが、
なーんとなく
ヌルッとするし、
洗剤のにおいがもろに残っていました、、、
・・・ヒジョーに不快極まりないっ!
だから入居前に終わらせとくのが常識なんだろーがっ!!(怒)結局完全に乾くまで
丸2日間かかりました、、、
いやぁ、来た直後にこの状況、
非常に不安に満ちたスタートだったことは確かですね、、、
さてさて、今度いらっしゃる方々はどんなスタートになるんでしょうねー
よかったら応援するつもりで両方ポチッと押してやって下せぇ。人気ブログランキングに一票!
スポンサーサイト
すでにこちらにきて2か月が経っているので、
いろいろと書き留めておきたいことはあるんですが、
まずは留学に至るいきさつを簡単に書いておくことにします。
ま、はじめですしね。
最終的に留学を決意したのは、とある妻の「ひとこと」。
一般的に言って、
私は留学するには少し年齢がイってるかな、と思うところもあり、
いろいろと細かく考えるのも少し面倒臭くなっていたこともあり、
もう留学は選択肢から外そうか、と漠然と思っていたところ、
「えっ、行かないの? わたし、行きたかったのに、、、」
と、妻がポツリ。
・・・あなたがですか(苦笑)。
それにあなた、私にもまして英語、
カラッキシですよね?
それに第一、留学するのは私なんですけど。
「ぇー でも
楽しそうじゃない?」
ということで、本気で留学先を探す決意をしました。
・・・いいのかよ、そんなんで、、、という心の声も聞こえた気はしましたが。
研究留学先を探す場合、いくつかの手段があります。
一番間違いがない方法は、ボスの「つて」で紹介してもらうことです。
私のボスもすっごぃ立派な研究所を紹介してくれたんですが、
自分がやりたい分野とあまりにかけ離れていたので、
紹介してもらったところは、
自分で見つけられなかった時の「滑り止め」にしておいて、
丁重にお断りしまして自分で留学先を探すことにしました。
でもこれって普通簡単じゃないんですよ。
「私、留学したいんですが。」と手をあげて、
「はいどーぞ!」というわけにはいかないんですよね。
留学したい研究所のボスに履歴書を送って、面接を受けて、
OKがもらえて初めて留学できるわけです。
要は「就活」と一緒。そして就活同様に厳しいのは、
大きくて有名な研究所になればなるほど応募者も多いので、
つてもなくいきなり履歴書を送っても、
なしのつぶてのことがほとんどだということ。
仮に面接を受けられてもなかなかOKは出ないし、
たとえOKがもらえても
「でも給料は出せないけどイイ?
ウチは研究費の割り当てが少ないから、、、」っていうのがほとんどです。
要は自腹を切って留学しなきゃいけないことも多いんです。
研究でイイ業績があれば「オレ、結構スゴイよ?」と売り込めますが、
私はそこまでイイ業績があったわけではないので、
留学先をみつけるのは、結構厳しいんじゃないかな?と思ってました。
で、私の場合はどうしたか?
ホントたまたまだったんですが、
以前に所属していた研究所のボスの知り合いで、
アメリカの研究所にいる日本人がいて、
これまたホントたまたまその方が日本に帰国されていたので、
まずその方とお知り合いになりまして、
で、その方の紹介してくれた3つの研究所に履歴書を送りました。
で、その方の口添えもありましたので、
すべての研究所からお返事がいただけました。
で、たまたま時期を同じくして、日本で国際学会が開かれ、
その学会にその3つの研究所からメンバーが来ていたので、
日本で面接を受けました。
普通は面接のためだけに渡米したりするんですけどね。
で、面接の結果、現在の研究所からOKをもらえた、というわけです。
「よくOKが出たね、面接大丈夫だったの?
英語で面接を受けたんでしょ?」
えぇ、よくみなさまからご指摘をいただきます。
だって、、、
OKが出た研究所からは日本人が学会に来てたんだもん。面接とは名ばかりで、その方と居酒屋で飲みながらしゃべってただけでした。
一番上のボスはもちろんアメリカ人です。
このときはいらっしゃっていませんでした。
つまりこの日本人の方の口添えが大きかったのです、はぃ。
他の2つ?
もちろん断られました(苦笑)。
だってボスのアメリカ人が来てたんだもん。いろいろな質問を想定しては練習していって、
なんとか英語で面接は受けたんですけどね、
・・・正直、よくわからなかったです(笑)。だいたいが質問のほとんどが想定外だったし(意味ねぇ)。
つまり私が「英語下手」にも関わらず、
今のような立派な研究所に留学できたのは、
ひとえに人脈とその方達からのお力添え、そして運によるものでした。
英語がしゃべれなくても何とかなるもんだなぁ、、、あ、でもホントはヨーロッパ方面に留学したかったんですけどね。
だって旅行するのに楽しそうじゃないですかー!
でも贅沢はいいません(というか、いうなっ)。
まずはみなさまのお力添えで、
スタートラインに立てていることに感謝です!人気ブログランキングへ
そうだ、留学に行こう!別にどこぞのCMよろしく、急に思い立ったわけでもないんです。
ずっと以前からいつかは海外留学をしたい、そう思ってました。
理由はいろいろ。
以前やっていた研究の仕事をもう少し続けてみたい、
今のちょっとマンネリ化した仕事から脱したい、
留学したらきっと貴重な体験ができるに違いない、
留学したらちっとは箔がつくかも、
仕事をしながら
半分は海外旅行気分で最高かも、
日本のボスに聞かれたら怒られそうだけど、
純粋半分、不純半分、そんなところでした。
でも踏み切れずにいました。もちろんその理由もいろいろ。
でもいかんせん最大のネックは、、、
そぅ、
英語、、、大学入試のセンター試験では英語で惨敗して国立を諦め、
他の理系科目は完璧だったのに(多分気のせい)、
某名門KO大学を落ちたのは間違いなく英語のせいだと自負している。
(しかし福沢諭吉先生は云々という英作文問題があったのには驚いた。)
今までにも様々な英語教材に手を出し、英会話学校にも通い、
ちょっとした安い車ぐらい買えるお金を注ぎ込んだのに、
これっぽっちも上達したとは思えない。
自慢じゃないが、英語の不出来っぷりにはちょっとした自信がある。
まさにイケていない日本の英語教育の申し子といったところ。
なのになんと思い切った行動を取ったことか、、、
留学経験のある先輩の、
行きゃぁなんとかなるもんだよ!そんな(全く根拠のない)些細なセリフを頼りに、
なんと2008年10月からここ、
New Yorkにきて海外留学生活を始めています!!
(正確に言えば、住まいはハドソン川の対岸に位置するNew Jersey、、、)
しかも子ふたり家族連れ(汗)。もぅまさにドタバタ劇。
元来筆無精でブログなど不向きなんですが、
(数あるSNSも放置しっぱなし。)
こんな貴重な体験を記録しておかない手はないな、と思い立ち、
ちょっと始めてみることにしました。
縁あっていらっしゃった方々、ぜひお見知りおきを!
人気ブログランキングへ